生命科学の最先端研究を、「問い」へ編集。『いのちの見方を変えるかもしれない10の問い』を制作しました。

「難しい研究」を、「読める」形へ。
今回紹介したのは、生命科学の最前線で活躍する10名の研究者の研究です。
アリの社会性、光共生、RNA、細胞、遺伝子など、いずれも現在進行形で進む基礎研究ばかり。
論文や研究資料を読み込み、研究者への取材を重ねながら、
この研究は何を明らかにしようとしているのか
研究者は何を不思議だと思っているのか
この問いは生命の見方をどう変えるのか
を整理し、専門性を保ったまま一般の方にも伝わる言葉へ編集しました。
「答え」ではなく、「問い」を届ける。
本冊子では、研究成果を並べることではなく、
「なぜ、その研究をしているのか。」
という問いを軸に構成しています。
研究者が抱く疑問を入り口にすることで、専門知識がなくても生命科学の面白さを感じられる構成を目指しました。



AI時代だからこそ求められる編集
AIによって論文の検索や要約、専門用語の確認は格段に効率化しました。
一方で、
- 何がこの研究の本質なのか
- 何を残して何を削るべきか
- どうすれば伝わるか
といった判断は、人が何度も研究と向き合い、考え続ける必要があります。
情報を整理するだけでなく、その意味を見つけ、誰かに届く形へ編集すること。
それが、これからの編集の役割なのだと改めて感じたプロジェクトでした。

[制作概要]
クライアント
公益財団法人サントリー生命科学財団
制作物
SunRiSE 第2期冊子
『いのちの見方を変えるかもしれない10の問い』
担当範囲
- コンセプト設計
- 編集/構成
- 研究内容のリサーチ
- 研究者インタビュー
- 原稿制作
- 図版構成ディレクション
