いじめ予防ゲミワシリーズ ── エビデンスを社会実装する、ゲーム型いじめ予防授業

公益社団法人 子どもの発達科学研究所との共同事業として、いじめ予防のゲーム型授業シリーズ「ゲミワ(ゲーミフィケーション ワークショップ)」を開発しました。2025年4月リリース、2026年現在で累計導入・実践数は155件になります。
「いじめはダメ」の、その先へ
令和5年度のいじめ認知件数は73万2,568件と過去最多。それでも学校の対策は発生後の対応が中心で、加害者の多くは「自分はいじめをしている」自覚がないため、「いじめはダメ」と伝えるだけでは予防に至りません。ゲミワは、体系化された研究知見と現場の実践のあいだにある”溝”を、ゲームで埋める教材シリーズです。
4種のカードで、9年間をつなぐ
「いじめ予防には思考・行動・集団の三方向への働きかけが必要(=トリプルチェンジ)」という研究知見に基づき、目的別・発達段階別に4種類の授業カードを用意しました。
クラスピ(推奨6歳以上)── 前向き行動支援・いじめ予防につなげる低学年から学べるカードゲーム
シンキングエラーカード(推奨9歳以上)── いじめの加害者にならないための心理メカニズムを学ぶ
や・は・た行動カード(推奨9歳以上)── いじめの深刻化を防ぐ初期対応を学ぶ
学校風土向上カード(推奨10歳以上)── 居心地の良いクラスを作るためのカードワーク
低学年向けの「クラスピ」では、シンキングエラーとポジティブ行動を動物キャラクターに擬人化。同じキャラクターに”良い姿”と”こまった姿”を用意することで、「悪い子がいる」のではなく「誰の中にも起こりうる」という構造を、低学年でも直感的に理解できるようにしています。

担任が、無理なく実施できる形で
カード単体ではなく、導入動画・進行スライド・ワークシートに加え、授業の進め方といじめ予防の基礎知識を学べる動画研修をセットで提供。

専門性や準備時間の制約があっても、担任が自走できる授業フレームとして設計しました。
監修は、いじめ予防研究の和久田学所長(子どもの発達科学研究所)と、ゲーム学習論・教育工学の藤本徹教授(東京大学大学院 情報学環)。研究知見・ゲーム学習理論・体験設計の3つを掛け合わせています。

教室から、地域・自治体へ
東京都品川区では区立の全小中学校47校(対象児童生徒 約2万4,000人)、熊本市では22校で実施。中学校の道徳、小学校の特別活動、スポーツクラブのチームビルディング、大学の教職課程まで、対象年齢や環境を問わず広がっています。

熊本市でのテスト導入では、参加した児童生徒の97%が「楽しかった」、97%が「学び・気づきがあった」と回答し、いじめ目撃時に深刻化を避ける行動を選ぶ子どもが増えるなどの変化も見られました(※調査は継続中で、エビデンスの蓄積に努めています)。
2026年3月には、クラスピの世界観を絵本にした『きみのとなりのクラスピ』(世界文化社)を刊行。
教材が導入されていない家庭にも、書店・図書館を通じて届く経路をつくりました。
▶ ゲミワの詳細・お申し込みはこちら
https://service.kohatsu.org/gemiwa/
導入のご相談は、弊社(info@sunaba-co.com)でも承ります。
